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拭く拭く福の神クラブ

床を拭くと、いいことが3つありました。

1.床がキレイになる
2.全身運動になる
3.自動的に断捨離されて片付いている

気がつくと、どんどん拭くことが楽しくなって、床だけでなくて、台所も洗面台もお風呂もお手洗いも、全部「拭き掃除」の「ふくふく福の神」。

 

そして家と自分の状況が一変してゆきます。

最終的に掃除道具が雑巾のみになる

(a) 最初のとっかかり

「溜まった汚れを拭いて拭いて」のための小さなハギレをたくさん(着なくなったTシャツの切れ端や靴下など)と今手元にある洗剤。あとはクエン酸とセスキ炭酸ソーダの水溶液があればOK。

(b) ひとまず汚れが落ちるまで

小さなハギレとクエン酸(お手洗いとお風呂場と洗面台)

小さなハギレとセスキ炭酸ソーダ(台所、床、玄関、窓)

*拭いても汚れが取れないところは、天神様の「撫で牛」方式で。
(毎日ちょっとだけ拭いていたら、いつかピカピカになる)

(c) 汚れが一旦キレイになって以降

綿100%のタオルを半分に折って縫った雑巾。

これを水で絞って、家中のすべての場所を拭きます。

拭く拭くの雑巾.jpeg

「腰と膝の動作」から「背筋と腹筋の動作」へ戻す

四つん這いでする拭き掃除は、赤ちゃんのハイハイと一人歩きの動作と同じで、腹筋と背筋、特に背筋をとても使います。

そして「しゃがむ」「立ち上がる」という動作も本来、背筋と腹筋の動きが重要なのですが、成長するにつれて膝や腰を上手に使えるようになってゆくので、背筋腹筋はその分、楽をするようになります。

そうして立ち座りや歩行などの動きを彼ら(膝と腰)に大幅に任せてしまううちに(年をとるにつれてそれがひどくなって)背筋と腹筋は使わなくなるために衰えて、背中とお腹に脂肪がつき、体重が増えて、ますます腰と膝に負担がかかることになり、いろいろ不具合がおきてしまう。

そこで床や壁を拭くことで、怠けていた背筋が目を覚まし、腕の可動域が増え、背中の贅肉が落ちて、肩と腰と膝への負担がだんだんと軽くなってゆきます。

床拭き.jpeg

いつの間にかモノもココロも断捨離されている

(a) 家のモノを再発見する

拭くために物をどかすので、「ここにこんなモノがある!」と発見できる。


(b) あるべき場所にモノが移動する

見つけるたびに、あるべき場所にモノを移動するので、だんだんとモノの定位置と要不要が見えてくる。

 

(c) 最短最小の手間で断捨離されている
家の中で拭く部分が増えるにつれて、自然に断捨離と片付けがされる。

 

(d) すべてのモノがスタンバイ状態になる

モノが減って分別整理されて置かれるようになると、すっかり失念していたモノたちが復活してスタンバイしだします。

骨董市で買った皿、奮発した塗の椀、アジアンなランチョンマット、引き出物のグラスなど、みんなみんな。「いつかこんな時に使おう」と思っていたシチュエーションがついにやって来ます。

 

(e) 心(思考)が澄んでくる感じは、たぶん「修行」っぽい

「ふくふく福の神」と心で念じながら拭いているうちに、禅寺の雲水の掃除の気分がしてきます。

チクチクふきんを縫いたくなる.jpeg
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